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加圧トレーニングの効果

効果の理由

効果の理由

加圧トレーニングでは血流を止めて(止血)しまっているわけではなく、適度に制限します。そうすると筋肉内に血液が入ってくるが出て行きにくい状態になります。普段は使っていない抹消の血管にも血液が巡ります。
除圧をすると溜まっていた多量の血液が一気に流れます。

加圧と除圧を繰り返す事により血管の拡張・収縮の機能が高まり、弾力性を取り戻す事が出来ます。それにより加齢によって弾力性がなくなってしまった血管も蘇らせる事が可能になります。血行の促進により美肌効果、冷え性の改善、腰痛、肩こりの改善などの効果があります。


加圧トレーニングによる筋力アップ

加圧トレーニングによる筋力アップ

筋肉には「遅筋」と「速筋」の2種類があります。遅筋は酸素をエネルギーとして活動します。
パワーは弱い・持久力に優れている・太くならない・脂肪を燃やして活動
などの特徴があります。

速筋は糖をエネルギーとして活動します。
パワーは強い・持久力は劣る・鍛えると太くなる
などの特徴があります。

したがって筋力アップには速筋が必要です。
しかし、速筋は軽い運動では動員されません。軽い運動で動員されるのはおもに遅筋です。

そこで加圧の出番です。加圧をすると血流が制限されているため筋肉が酸素不足になります。その状態でトレーニングをすると遅筋では間に合わなくなり、速筋が動員されます。
軽い負荷でトレーニングを行っているのにもかかわらず血流を制限することにより筋肉がだまされます。あたかも大きな負荷を扱っているのと同じ状況を作りだせるわけです。

加圧による運動を続けると乳酸という代謝物が溜まってきます。加圧による血流制限で乳酸は外に出ることが出来ずどんどん溜まってきます。
乳酸は受容体を刺激します。すると受容体を再生するために「成長ホルモン」が生成されます。大量に溜まっている乳酸に比例し、成長ホルモンの分泌も増します。
最高で安静時の290倍分泌されたということが報告されています。分泌される成長ホルモンの量はトレーニング後約15分でピークをむかえます。


成長ホルモンとはいったい??

成長ホルモンとはいったい??

成長ホルモンは脂肪を分解する作用が非常に強いです。体脂肪減少、とくに内臓脂肪の減少に効果があります。
10代の頃どんなに食べてもなかなか太らないのは成長ホルモンの分泌により脂肪が溜め込まれにくくなっているからです。大量の成長ホルモンで太りにくい身体、しまった身体を手にしてみませんか??

成長ホルモンの作用はこれだけではありません。骨の成長を促進させます。また、コラーゲン、保水物質の減少により肌のコンディションが悪くなってしまった。。。
なんてとき、ヒアルロン酸やコラーゲンのサプリメントを摂取されている方もいらっしゃると思います。これらを身体に取り入れるためにも成長ホルモンは必要なのです。

トレーニング後、眠くなってしまうという人がいます。
これはトレーニングで活性化した交感神経がスーッつと元に戻り、そこからは副交感神経が優位になるからであると言われています。
また、成長ホルモンは眠りを誘う刺激になる可能性があると言われています。


なぜ筋トレが必要なのか??

なぜ筋トレが必要なのか??

筋トレの目的は基礎代謝をあげることにあると思います。
基礎代謝とは体温の維持や心臓を動かす、など生きるために必要なエネルギー量です。またはトレーニングによって分泌される大量の成長ホルモンによる脂肪の分解とも言えます。
この基礎代謝量が落ちると以前より消費エネルギーが少なくなり、余分なエネルギーを溜め込みやすくなってしまいます。

筋肉は基礎代謝の大半を占めています。筋肉は加齢とともに減少してしまいます。
加圧トレーニングで効率よく筋肉をつけることによって脂肪が落ちやすい身体を作っていこうというわけです。

よくベルトを巻くのは腕や脚だけですが、お腹や背中はどうなるんですか?
と言われますが、ご安心下さい。
加圧トレーニングによって分泌される大量の成長ホルモンはベルトを巻いていない腹筋や背筋などの体幹部にも四肢の加圧トレーニングにより増強されると言われています。効果の転移と呼ばれているもので実際に実験でも成果がでたという報告があります。


加圧ウォーキングの効果

加圧ウォークとは、その名の通り大腿部の基部に加圧をしてウォーキングする事です。

これによりどんな効果が期待出来るのか?と言いますと。
こんな実験があります。
1日1回加圧ウォーク群、1日2回加圧ウォーク群、加圧なしウォーク群の3グループに分かれ、週6日3週間にわたってトレーニングを実施した。
トレーニング内容は時速3kmでのトレッドミル歩行で、2分間の歩行を1分間の休憩を挟んで5セット繰り返した。
3週間のトレーニングの結果、1日2回加圧ウォーク群では4%、1日1回加圧ウォーク群では2%の大腿四頭筋の筋体積に増加が観察された。
加圧なしウォーク群では変化は見られなかった。1日2回の加圧ウォーキング群の筋肥大率は、高強度レジスタンストレーニングを週2、3回の頻度で実施したときの約2~3ヶ月後に見られる効果に匹敵するものであった。ということです。通常のウォーキングに加圧をすることにより有意な筋肥大が起こるということです。これはすごい事です。高強度トレーニングをやったときと同じ効果が誰もが手軽に行えるウォーキングで出せてしまうのです。

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